【独学チャレンジ】ウェブ解析士に問題集だけで短期間合格しよう!
ライターズ・ネスト代表WEBライター&マンション管理士の吉田です。
唐突ですが、「ウェブ解析士」という資格の取得を決めました。
- 認定講座受講なし
- 公式テキスト購入せず
- 問題集のみで独学
- できるだけ短期間(1か月くらい?)を目途に
という4つの方針でウェブ解析士を取得しようと考えています。
- WEBライターとしてスキルアップを考えている
- ウェブ解析士の受験を考えている
- ウェブ解析士とはどんな資格なのか知りたい
- 独学でウェブ解析士に合格できるか悩んでいる
という方は是非ご一読ください。
私はWEB関連の資格はこれまでに取得したことがなく、WEBライターを入り口として独学・我流でWEBマーケティングについてがむしゃらに経験を積んできたもので、
ライターズ・ネストには、様々な専門分野をもつ優秀なWEBライター・クリエイターたちが揃っています。
代表WEBライターである私はマンション管理士・消防設備士としても日々現場でお仕事をさせていただいています。
同様に他のメンバーたちも幅広い分野の業務に日々取り組んでいます。
しかし、意外と今のライターズ・ネストに在籍していないWEBライターがいます。
それが、「ウェブ解析士」です。
ウェブ解析士とは
「ウェブ解析士」とは、ウェブ解析士協会という団体が主催する民間資格です。
WEB解析士やweb解析士ではなく、「ウェブ解析士」が正式名称です。
その名の通り、ウェブ解析のスペシャリストであることを示す資格で、企業のWebマーケティング担当者などに適している資格です。
※ちなみに、”分析”ではなく”解析”です。
実はこれまであまり両者の意味の違いを意識したことはなかったのですが、この機に調べてみたところ、
- 分析は、仕分けするだけ
- 解析には、仕分けしたものに解釈を加える
という意味合いがあるようです。
日常会話で使うぶんにはほぼ同じような意味で使われているというか、分析のほうが一般的に感じるというのが正直なところではあります。
しかし、ウェブ解析士を話題にする場合には分析ではなく解析であることがぴったりだということになりますね。
ウェブ解析士という名前ひとつをとってもしっかり練られているなという印象です。
ウェブ解析士の資格を取得し、「私はウェブ解析士です」と名乗るためには、大きく分けて以下の4段階のステップを踏む必要があります。
- 公式テキストによる自習(4,400円)
- 認定講座の受講(11,000円)
- 認定試験への申込&受験(初回受験は17,600円、再受験は12,100円)
- 合格後2週間以内に認定レポートを作成&提出
このうち、1.公式テキストによる自習と、2.認定講座の受講は必須ではないため、時間や費用を節約していきなり受験することも可能であるようです。
※ウェブ解析士の公式テキストは公式サイトやAmazonから購入することができます。
ウェブ解析士の試験に無事合格し、合格後2週間以内に認定レポートの作成・提出を済ませられれば、晴れてウェブ解析士に正式に合格だということになります。
※ウェブ解析士試験合格後の認定レポートについては、Googleアナリティクス講座という講座の終了証を提出することで免除されます。
Googleアナリティクス講座は、ウェブ解析士協会のサイトから自分で日程を選んで申込することができます。
講座はオンラインで受講できますが定員があり、日時も限られているために注意が必要です。
ちなみに認定レポートの免除に対応する講座は22,000円で受講でき、講座の動画は2か月間何度でも反復できるようです。
参考:2020年6月3日付グーグルアナリティクス講座(フルオンライン)
※注意ウェブ解析士の資格は登録・維持が必要
また、正式にウェブ解析士となるためには、試験合格後にウェブ解析士協会の「正会員」もしくは「法人会員」として登録することが必要となります。
登録にあたっては年会費が必要で、その額は
- 個人会員では6,000円+税
- 法人会員では対象年の1月1日時点でのウェブ解析士の在籍者数により変動する
ということになっています。
そしてウェブ解析士の資格には1年間の有効期限が定められており、資格の維持には
- 年度ごとのカリキュラムを受講し、フォローアップテストに合格する
必要があります。
資格の登録に費用がかかることは当然ですが、
「年会費制かつ毎年フォローアップテストを受けるのは少々面倒かも…」
というのが正直なところではあります。
とはいえ、資格は取得したままにしておけばどんな資格でもどんどん記憶が薄まっていきます。
こうやって毎年フォローアップテストを受けなければならないというのは良いことだとも感じています。
(フォローアップや維持・更新の概念が、お金を払って数時間の講座を受けるだけという資格も多いですが、これはどうも惰性になりがちです)
特にGoogle検索はもちろん、アナリティクスなどのツールには頻繁にアップデートがあります。
これらのアップデートにしっかりついていくためには、このような機会がなければなかなか難しいと肌で感じています。
ウェブ解析士はウェブ解析の登竜門である
ちなみにウェブ解析士には、
- ウェブ解析士
- 上級ウェブ解析士
- ウェブ解析士マスター
という風に関連資格があり、ウェブ解析士はいわば登竜門といったところになります。
ファイナンシャル・プランナー検定でいう3級のようなものですね。
まずはウェブ解析士資格を取得し、ウェブ解析士協会正会員または法人会員のウェブ解析士認定者でなければ、上級ウェブ解析士やウェブ解析士マスターになることはできません。
ウェブ解析士の仕事や価値は?
もう少し具体的にウェブ解析士について解説すると、
「ウェブマーケティングに必要なツールやデータを適切に扱い、WEBにおける課題や改善手段を提案できる」
存在だということになります。
WEB解析という大枠のツールを駆使して、企業のオウンドメディアの集客力やコンバージョン率を高めるために必要な改善策などを提案するのがウェブ解析士の仕事です。
このWEB解析に必要な知識はなかなか幅が広く、WEB関連の基礎知識はもちろん、Googleアナリティクスのスキルやマーケティング関連の知識も要求されます。
つまりウェブ解析士の仕事は、「WEBに関する総合的な知識をもとに企業を成功へと導く」という、とてもやりがいのある仕事だと言えます。
ちなみにこのウェブ解析士の仕事ですが、ウェブ解析士という資格は国家資格ではないため、「独占業務」ではありません。
独占業務とは、
「この資格を持っていなければこの仕事をしてはいけません」
というもののことで、医師や弁護士などをイメージしていただければすぐに理解できるはずです。
そして、ウェブ解析士にはこの独占業務がないために、
“ウェブ解析士という資格の有無にかかわらず、ウェブ解析士の仕事をできる”
“ウェブ解析士と名乗るには正式に資格試験に合格している必要がある”
ということになります。
これを、独占業務は持たないけれども、資格者を名乗るには資格を持っている人だけであるということから、
「名称独占」と呼びます。
“名称独占”の資格だがウェブ解析士資格に価値はある!
つまり、名刺などの肩書として「ウェブ解析士」だと名乗ることができるのは、正式にウェブ解析士試験を合格した人のみだということです。
裏を返せば、「WEB解析ディレクター」とか「ウェブ改善プランナー」というような肩書は自由に設定できますし、ウェブ解析士資格を持っていなくても「ウェブ解析できます」と宣言することも可能だと考えられます。
ではなぜウェブ解析士を取得する必要があるのでしょうか?
「誰でも同じようなことができるなら、あまり取得する意味がないんじゃない?」
と感じている方もおられることでしょう。
しかし、結論としては名称独占資格にも大きな意味があると私は確信しています。
それは、“自分自身に一定以上の知識やスキルがある”ということの証拠になるからです。
※ただし、ウェブ解析士を取得したからといって、大企業への就職が安泰になるとか、すぐに大金が稼げるようになるというものではないと思います。
ウェブ解析士はあくまでひとつの資格であり、それを取得してどう活かしていくか・どんなメリットがあるかには大きな個人差があります。
話は少しそれて「マンション管理士」という資格のことになりますが、マンション管理士は国家資格です。
年に1回しか受験するチャンスがなく、試験形式は今のところマークシートのみであるため、手軽に受験できるほうではありますが、同様の不動産業界の資格で最もメジャーである「宅建士」などに比べると合格率は低くなっています。
マンション管理士は、不動産業界の中でも「分譲マンション」という、1部屋ずつを販売(分譲)しているマンションを対象にサポートする専門家です。
分譲マンションには必ず管理組合というものを結成することが法律で定められています。
その管理組合の運営についてコンサルティング的に関わるのがマンション管理士です。
しかし、マンション管理士には独占業務がありません。
誰でもマンション管理士と同じような業務を行うことはできます。
でもマンション管理士だと名乗ることは、マンション管理士試験に合格したマンション管理士だけです。
これはウェブ解析士も同じです。
ただ、管理組合の方がマンション管理に関するサポーターを探すにあたっては、やはりマンション管理士を探すということが多くなります。
マンション管理に関心のある方にとっては、一定のマンション管理に関するスキルや知識がある人間だということがすぐにわかるほうが安心できるためです。
同様にウェブ解析士も、WEBマーケティングに関心のある方にとっては、一定のWEB解析に関する知識を持っているという指標として機能してくれるはずです。
また、もしウェブ解析士という資格についてご存知ない方とお話するにあたっても、
「WEBマーケティングに関する資格試験に合格しなければ、ウェブ解析士を名乗ることができないんです」
というようなお話をさせていただくきっかけになります。
こういう、お話を聞いていただくきっかけというのはとても大事です。
余談ですが、フリーランスの人間には組織などのうしろだてが何もなく、営業行為などのスタートは基本的に”一個人”になります。
そうなると、いくら強烈なスキルや知識があったとしても、そもそもお話を聞いていただく機会が与えられないということがあります。
そんな場合に、
- 資格を取得している
- そしてライターズ・ネストというWEBライターのチームを運営している
というような内容をきっかけにお話が広がるというのは、とてもありがたいと私は感じています。
私がウェブ解析士受験を決めた理由
私は、文学研究や日本語学研究において学んだ知識と、これまでに取得した不動産系資格などを組み合わせて、WEBライターとしての道を歩み始めました。
その中で、WEBライターとして必要なスキルである「SEOライティング」や集客力を高めるためのサイト構築などの知識を身につけてきました。
必要に応じてGoogleアナリティクスを活用してアクセス解析を行うとか、Googleアドセンスやアドワーズを実際に使うことを通じて、いろいろ学んできました。
そうして、幸いにもWEBライティング・WEBマーケティングで実際に使える知識をうまく蓄積させられました。
しかし、そういった知識を客観的に示すものがないことに危機感を持っていたことは事実です。
特にいま、私はライターズ・ネストというWEBライターのチームを立ち上げ、GoogleアナリティクスやGoogle広告を使って
「企業様方のWEBマーケティングをしっかりサポートしたい」
という理念のもとに行動しています。
そのため、クライアント様にまず客観的に自分の能力を示すことができるよう、ウェブ解析士を取得することは急務だと考えるようになりました。
特にBtoBでのインバウンド・マーケティングのお手伝いとなる場合、自然とWEBマーケティング担当者様とお話をすることが多くなります。
WEBマーケティング担当者様がまだおられないこともありますが、その場合には私が社外のWEBマーケティング担当者として、外注を受けさせていただくということになります。
そう考えると、ウェブ解析士資格を取得することは自然なことです。
単に”WEBライターで、マンション管理士や消防設備士”と記載のある名刺だけでは、WEBマーケティングの知識があることの証明にはなりません。
また、ウェブ解析士の試験勉強を通じて、まだ知らなかったことや、正しく理解しきれていなかったこと、そして無意識に目を背けていたことなどに気がつくはずです。
このような弱点を自発的に発見・改善させることはとても有意義なことです。
独学&問題集のみでウェブ解析士にチャレンジ
今回、私はウェブ解析士の資格試験について、独学&問題集のみでチャレンジすることにしました。
ちなみに上記でも解説していますが、ウェブ解析士を取得するためのオーソドックスなパターンとしては、
- ウェブ解析士の認定講座(11,000円)を任意で受講する
- 公式テキスト(4,400円)を購入して自習する
- 初回試験(17,600円)を受験する
ということになります。
これで初回試験で合格できれば33,000円の費用でウェブ解析士の資格が取得できます。
宅建や行政書士のようなメジャーな国家資格であれば数千円で受験できますし、消防設備士などはもっと安いですから、資格試験としては少し受験料は高い方かとは思います。
ただ、ウェブ解析士の場合は、自宅にいながらにして受験ができるという方式なのが非常にありがたいです。
私は消防設備士としてマンションの自動火災報知設備などの消防設備等点検を実施することが多々あります。
各住戸での実施率を上げようと思うと、やはり土・日・祝日に実施しなければならないケースが多くなります。
しかし資格試験は日・祝あたりに各種学校や施設を受験会場として実施されるケースがほとんどです。
そうなると、今の私ではなかなか資格試験を受験するということが難しいというのが現状です。
その点、ウェブ解析士はありがたいことにインターネットにつながるパソコンがあればどこでも受験できます。
試験時間も60分間で60問と、資格試験の中でも短時間で終わります。
遠くに移動する必要がないこともうれしいですし、しかも合否がその場でわかるということですから、このスピード感は「かなりありがたい!」と感じました。
独学でどこまでいけるか試してみます
こうして受験に対して前向きな気持ちを固めはじめたとき、
「認定講座と公式テキストをどうするか?」
と少し悩みました。
※ウェブ解析士の公式テキストは公式サイトやAmazonから購入することができます。
しかし、私はこれまで基本的に資格試験は独学でしかチャレンジしてこなかったため、今回も認定講座はやめておこうという結論にすぐに達しました。
私は資格試験を受験するにあたって、なかなか
「テキストや教科書を読む」
といった勉強方法を取ることができないのです。
それは学生のころから同じで、しかも授業や講義を座って聞いて、それで知識を定着させるということが私はとても苦手でした。
でも、これまでの人生で知らなかったことを知るためには勉強をしなければなりません。
そこでどうするかというと、「先に問題を解く」というスタイルをとることになります。
教科書やテキスト・参考書を読み進めるというステップを飛ばして、先に問題集に取り掛かります。
もちろん、完全に初学の分野であれば、なかなか問題を解くという次元に至らないこともあります。
ただ、問題に触れてみることで、「自分は何がわからないのか」ということが明確になります。
それを調べ、また問題を解き、わからないところを調べる…というサイクルです。
わからないところを調べるために、よくまとまったテキストがあれば非常に便利であることは確実ですから、教科書などの存在を否定するわけではありません。
個人的に効率的だと思う順番が違うというだけのお話です。
Googleなどを利用していろいろ調べるステップが非効率的であるともいえます。
しかし、「目的意識を持って自分で情報を取捨選択しながら調べていく」ということは知識が定着しやすい実感が個人的にはあるため、おすすめの方法です。
そういうわけですから、今回も
「認定講座は受講せず、とりあえず問題集からスタートしよう!」
ということになりました。
そこで購入したのが、こちらの問題集です。
※紙の書籍はあまり増やしたくないため、私はkindle版で購入しました。
ちなみにこちらは”改訂版“となっており、2020年1月ごろに発売したものは誤植があったため、改訂したものが最近発売された模様です。
私は改定版をはじめから購入していますし、すでに初版はAmazonでの取り扱いは終了していたようですが、もし今後購入される場合(特に中古品をお求めの際など)はよく注意してください。
まずはとにかくチャレンジを進めます!
この記事を書いている2020年5月23日現在、kindleでウェブ解析士問題集の書籍データをダウンロードし、1割ほどは読み進めました。
まだ序盤なので、WEBに関する基本的な用語の知識などがメインで、今のところ大きな壁にはぶつかっていません。
※今後あまりにも調べることが多くなってくればもちろんテキストは購入します。
また、認定レポートのハードルが高そうであれば、グーグルアナリティクス講座(フルオンライン)の受講も検討します。
とにかく今は独学でいけるところまでいってみようと決意した段階です。
このまま短期間でなんとかウェブ解析士を取得し、今後のライターズ・ネストとしてのお仕事に早く活用していきたいと考えています。
もし私のように、講義や教科書ベースの勉強というものが苦手だという方でウェブ解析士の受験を考えている方がおられましたら、この私の記事がひとつの良い指標となってくれるはずです。
もちろんウェブ解析士試験の基礎となる知識量は人によってまちまちですし、参考にしづらい点もあるとは思います。
しかし、今後ウェブ解析士を目指そうという方にとって有益な情報となるよう、書き残しておこうと考えました。
ウェブ解析士を無事取得できたら、各仕事との兼ね合いにはなりますが、上級ウェブ解析士やウェブ解析士マスターへのステップアップも視野に入れたいと考えています。
また、ウェブ解析士の受験勉強にあたり、しっかりと調べたことについては、WEBライターとして解説記事も書いていくつもりです。