Googleアナリティクス大研究①|”ディメンション”と”指標”
Writer’s Nest(ライターズ・ネスト)代表WEBライターの吉田です。
Google Analytics(Googleアナリティクスの研究を本格的に始めました。
これまで、自分で運用していたサイトで実際にGoogleアナリティクスを導入して動かしてみた結果から、いわば「なんとなく」で利用してきました。
しかし、カタカナやアルファベットの用語が羅列されているために、いちいち調べるのが億劫で、定義や使い方があいまいなままのことがたくさんあります。
今回は導入ということもあり、Googleアナリティクスに関してはごく簡単なことしか取り上げていませんが、今後は時に応じて
- 同じようにGoogleアナリティクスの使い方で悩める方の助けになる
- できる限り分かりやすく
- 自分の備忘録としても使っていく
ということを目的に、Googleアナリティクスの研究記事も執筆していこうと考えています。
決意:コロナで外出自粛の今、Googleアナリティクスの専門家になってやろう!
ライターズ・ネストには、
「企業様方の記事やメディアを執筆し、しっかりと運用・分析するところまでお付き合いしたい」
という方針があります。
それなのに、代表の私にあいまいな部分があるままではいけないと思い、意を決してGoogle アナリティクスの基本からやり直そうという決意をいたしました。
これまでいろいろとバタバタして過ごしてきてしまっていたために、なかなかしっかりと勉強しなおすことができていなかったというのはあります。
しかし、奇しくも最近のコロナ騒動で消防設備点検の現場が急にキャンセルになったり、打ち合わせや飲みがなくなったりで時間を確保しやすくなったため、
「これは今のうちにしっかりと準備をしておかなければ!」
という気になりました。
ライターズ・ネストでは、今後BtoBでSEOライティングやコーポレートサイトの作成などをメインに、LPや広告の作成・運用もガンガンやっていきたいと考えています。
コロナ騒動で先行きが暗い今、防戦一方である企業様方、あるいは士業の皆様も、今後また攻めるチャンスがやってきたとき、超積極的にサポートさせていただくための準備です。
特に、コロナ騒動を乗り越えた先で起業するという方々のスタートアップ支援をバリバリこなしていきたいと個人的には考えています。
※これも個人的な気持ちの話になりますが、私は
「あまり自分が詳しくないこと」
を業として行い、なんとなく対価を得るというのが苦手です。
そんな自分だからこそ、やはりGoogle Analyticsはしっかり勉強しなければいけないと思いました。
(特に「昔から先輩がこういう風にやっていたから、自分も同じようにやっている」というのが苦手でした。
関連法令などは昔に比べて変わっているし、そもそも違法だけれども、なんとなく…。という感じです。
例えば、不動産賃貸で重要事項説明書に記載すべき事項を「今まで一回も質問されたことがない」という理由で開示しない貸主代理など…笑)
まずは基本の基!Google Analyticsにおける”ディメンション”や”指標”とは?
ここからは、Googleアナリティクスの研究です。
初回は、”ディメンション”と”指標”という用語についてです。
すでに詳しい方からすれば「今更そんなことを書いているのか?」という次元かもしれないのですが、私は正直最近まで曖昧なままでした。
なんとなくは理解していたのですが、いざお客様に「ディメンションとか指標って何?」と聞かれたら、的確に説明できないと気付いたため、きっちり書き残しておきます。
“ディメンション”とは、「分析軸」
ディメンションとは、”次元”などの意味がある言葉ですが、Googleアナリティクスにおいては「データの分析軸」です。
Googleアナリティクスでのデータ分析に非常に大切な”レポート”などを読み解くために絶対に理解しておくべき基礎的な用語です。
しかし、意外とこのディメンションについても厳密な知識がないという方は多いようです。
私もその一人なのですが、ディメンションの何たるかをはっきり知らずとも、ひとまずGoogleアナリティクスを使える気になってしまうんです。
それがまた良くない。
例えば、
- Organic Search(GoogleやYahoo!などの検索サービスを利用してサイトにアクセスしたユーザー数)
- Social(SNSを経由してアクセスしたユーザー数)
などです。
確かに、ディメンションという概念をはっきり理解していなくとも、なんとなく理解できてしまいそうでしょう?
“指標”とは、「データの解析結果」
そして、もう一つの大切な基礎的用語である”指標”。これは、簡単に言うならば「データの解析結果」です。
指標も、ディメンションと同じくレポートを読んだりアクセスデータを解析するために非常に大切な用語です。
たとえば、
- 平均セッション時間(サイトにアクセスしたユーザーが、複数のページにわたって何秒ずつ滞在していたかの平均)
- 直帰率(サイトにアクセスしたユーザーが、そのページだけを見て離脱してしまった割合)
などがあります。
ディメンションと指標は、表で見ると明らかに違う
正直なところ、こうやってきっちり定義を知るまでは、ディメンションも指標も同じようなものに思っていました。
しかし、これはレポートの画面で確認すると、かなりの違いがある用語なんです。
そう、レポートで表のようになっている部分で、
ExcelやGoogleスプレッドシートでいう「行」がディメンションで、「列」が指標
になっています。
つまりは、
ディメンション:バラバラになっているデータをこの基準で集めますよ、という宣言のようなもの
指標:データを集めた結果をこの基準で整理しますよ
ということなので、ディメンションと指標という用語の間には大きな違いがあるのです。
独学でどこまでいけるか?果てしないWEBの道
初歩的なデータの解析であれば、先述のようにディメンションや指標という用語の解釈が曖昧でも、なんとなくGoogleアナリティクスを利用することは可能です。
しかし、解析したいデータが膨大になり、また様々なコンテンツを細かく分析していきたいということになると、「カスタムディメンション」などを利用して高度にGoogleアナリティクスを利用することが必須になります。
ただ、”なんとなくでもわかっている”という状態であれば、いろいろ調べを進めていけば
「なるほど、そういうことだったのか!」
と理解が進み、またその速度も速くなるというのは助かっています。
というか、実践的な知識やノウハウがなければ、いくら本やインターネットで調べたとしても、どんな情報もあまり頭に入ってこないんです。個人的には。
たとえば資格試験。
超絶文系人間の私からすれば、消防設備士試験で電気や力学なんかを勉強しなければならないというハードルがつらい。
なじみのない設備の仕組みやパーツを覚え込まなければいけない。
そして、「テキストを読んで覚えることから始める」というのが、私にはどうしてもできない。
もう、先に問題を解きたいんです。
当然、知らないんだから解けるはずもないんですが。
しかし、何とかして解けるようにならなければ資格は取得できない。
だから、どうにかして調べるんです。
本やインターネットでいろいろ調べて回ります。
そうして悩んで、自分で調べて解決する方が、記憶にも定着するし、非常に効率よく理解していけるというのが私の持論です。
今回は資格試験ではないですが、それがGoogleアナリティクスというツールになりました。
わからないことをわからないままで放置しておいたら、いつまでもわからないままです。
フリーランスでやっているので、上司や先輩が教えてくれたり、代わりにやってくれたりすることもありません。
この機にGoogleアナリティクスの理解を深め、もっと高度にWebを使いこなせるようになってやろうと思います。