【コロナ撲滅】YouTube Liveとツイキャスで収益を得るための条件・方法
WEBライター&ミュージシャンの前田です。
「YouTube Live(ユーチューブ・ライブ)やツイキャスで収益が受け取れる!」
実際そんな話を聞いたことがある人は多いかと思いますが、全ての配信者が簡単に収益化できるわけではありません。
かと言って、そこまで複雑なルールや契約があるわけでも、限られたインフルエンサーだけが収益をもらっているというわけでもなく、全ての人が条件に達すれば収益化できるチャンスがあります。
ここでは、YouTube Liveやツイキャスでの収益化の条件、そして収益化するために必要な拡張サービスなどを紹介します。
コロナの影響でライブハウスでのライブができなくなったバンドマンや、この機会に配信を始めようと思っている方におすすめの記事です。
コロナ憎し…外出自粛の今だからこそ、動画配信で収益化!
新型コロナウイルスの流行による悪影響は、数多くのジャンルでかなりひどくつめ跡を残し始めています。
もちろん、WEBライター&ミュージシャンとして活躍している私も同じで、出演するはずだったイベントやライブがことごとく中止または延期となっています。
せっかく自身の参加するバンドの新しいアルバムやサポートミュージシャン(ベーシスト)として参加した作品も発売されたため、みんな盛大なリリースイベントを計画していたのにそれらも全て流れていってしまいました…。
もちろんこの中止・延期によって僕個人が受けた経済的損失もあります。
しかし、開催するはずだったアーティスト、イベント会社、ライブハウスもそれぞれに大打撃を受けています。
新型コロナウイルスの感染を防ぐため、「不要不急の集会をしない」ということは致し方のないことです。
今や世界中で「#stayhome」というハッシュタグが作られインフルエンサーが発信し、ある国では外出しているところを警察に見つかったらスクワットをさせられてしまうような状態です。
早くこの様な状況から抜け出してしまいたいものです。
ライブ配信による収益化が活発化
2020年3月ごろから始まった憎き新型コロナウイルスの影響で、ライブ・イベントというもののほとんどが自粛ムードとなっています。
こういった現状を打破すべく、様々なアーティストが取り組んでいるのがライブ配信です。
無観客の状態のライブハウスやスタジオから配信して、その映像をファンが自宅でスマホやテレビを通じて参加するという形は、「密閉」「密集」「密接」を避けなければならないこの現状ではとても理にかなったアイデアと言えます。
しかし、ユーチューブ・ライブやツイキャスを用いた配信はアカウントを持っている方であれば誰でも見ることができるため、基本的にファンは無料で視聴できます。
本来はチケットを買ってもらって披露するライブを、配信だからと言って無料で提供してしまうというのは、アーティストにとっても大事な収入源を確保できないという問題があります。
そこで、大事になるのが、やはり「ライブ動画を配信することで収益化し、しっかり稼げるようにする」ということです。
ライブ配信のプラットフォームごとに設けられた収益化の条件やルールを確認しておきましょう。
YouTube Live(ユーチューブ・ライブ)収益化の条件
最大の動画コンテンツサイトと言えばやはりユーチューブです。
そしてユーチューブにもライブ配信機能が備えられており、視聴者はSuper StickerやSuper Chatでお金とコメントを送信し、配信者はその収益を受け取ることが出来ます。
しかし、配信者側はアカウントを取得すれば誰でも収益を受け取ることができるわけではなく、ある程度の条件が付されています。
- 過去1年間で4,000時間以上視聴されている
- チャンネル登録者数が1,000人以上である
これが全てというわけではありませんが、まず越えなければならないハードルはこの2点です。
普段からユーチューブを活用していたならこの条件をクリアしているアカウントもあるかもしれませんが、このコロナ騒動を受けてライブ配信を始めてみたという方には流石にすぐには達成出来ない条件かも知れません。
それでもユーチューブという誰もが慣れ親しんだプラットフォームで配信することはそれだけ見てくれる方が多いという利点があります。
ユーチューブで動画を見ることは、特別なアプリがなくても可能ですし、そもそもユーチューブというサイトが超有名であるため、閲覧者にとっても安心感があるというのがかなり大きいです。
ツイキャス収益化の条件
Twitterと連携しており、スマホからでも手軽に配信できるのがツイキャスです。
コメントのやりとりをTwitterにも同時投稿させることもできるため、新規の視聴者を獲得しやすいとして人気があります。
ツイキャスでは、配信者に「応援アイテム」を購入し送るという形でアーティストを支援することができます。
アイテム収益を配信者が受け取るためには、
- 過去3か月以内の視聴時間が100時間以上
という、YouTube Liveほど厳しいものではありませんが少なからず条件をクリアする必要があります。
しかし、3人が3分視聴していた場合9分と計算されるので、決して難しい数字ではなく、これまでツイキャスを利用していなかった場合でも数週間ほどで達成できる可能性は十分にあります。
また、身分証明証などを提出し審査を受けるまで2~3日はかかるので注意しましょう。
ライブ配信のための拡張サービスが話題
ツイキャス プレミア配信
上記で紹介したツイキャスに「プレミア配信」という機能があります。
配信者は事前に放送する日を定めてイベントを作成し、視聴者はチケットを購入することでその配信を見ることが出来ます。
システム利用料としてチケットの売り上げを20%が手数料として支払う以外は特に費用はかかりません。(※2020年5月31日までは手数料無料とのこと)
ZAIKO
日本のバンド、ceroが導入し話題となったチケットサービスです。
ライブ配信を見るために視聴者がチケットを買うことでライブ配信に参加することが出来ます。
「YouTube Live 配信チケット」として、配信するプラットフォームはユーチューブのまま、ファンは決済システムなどを経てユーチューブ上でライブを視聴することが出来ます。
ただ、アカウント登録してすぐに配信を始められるという訳ではない様で、ZAIKOのお問い合わせフォームからイベントの作成を申請するという手続きが必要です。
Doneru
YouTube LiveとTwitchに特化した拡張サービスで、なんとコロナ騒動が収束するまでの間はシステム利用手数料がかからないとのことです。
ZAIKOとの違いは手軽に始められるということと、「投げ銭」なのでファン側がライブ配信に対して支払う金額を決めることが出来るということです。
まとめ
- YouTube LIVEの収益化条件は4,000時間以上・1,000人以上
- ツイキャス収益化条件は100時間以上
- 配信拡張サービスを使って収益化を簡単にできる
発信するコンテンツに価値を与えてマネタイズすることは、創作活動を続けていくうえでもとても大切なことです。
このような状況だからこそ、外出せずに自宅でも楽しむことが出来るようなコンテンツを発信できることはみんなにとっての利益となります。
「無観客でライブを配信する」というのは一見すると意味の分からないアイデアかも知れません。
しかし、音楽産業ばかりでなく色々な業界が打撃を受けている今、こうして従来の概念に縛られず新しいアイデアを発信していくことがコロナに打ち勝つ唯一の方法かも知れません。