「臨床家」兼「WEBライター」である私〜心理学の専門家として〜
初めまして。
この度、Writer’s Nest(ライターズ・ネスト)に所属させていただきました。
WEBライターの小崎 塁斗(こさき るいと)です。
今回は初めての記事ということで少し自己紹介をさせていただきたいと思います。
自己紹介−心理師としての経歴−
生年月日は1993年7月26日生まれで、出身は大阪府枚方市です。
ライターズ・ネスト所属のWEBライターとしては最年少になります。
執筆分野としては心理学全般となっています。
「公認心理師」と「臨床心理士」という資格を持っているので、
その資格を持つ人の立場からみた記事を色々書いていこうと考えています。
この二つの資格についてはどんな資格なのか良くわからないという人も多いと思います。
「臨床心理士」、「公認心理師」がどんな資格なのか、どう違いがあるのかについては別の記事で説明しますので、
興味のある方はぜひご覧になってください。
学生時代は神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科で心理学を学び、
専門としては、「睡眠」や「ストレス」をメインに研究していました。
また、学派としては「精神分析」と言われる学派です。
どういうものかというと、家族関係を重視し、
自分の過去の生活の中に、
今起こっていることの原因があると考える学派を中心に学んでいます。
有名なものでいうと『嫌われる勇気』という本で紹介されたアドラー心理学も同じ学派ですね。
修了後は臨床家として、教育・医療・福祉の現場で臨床活動にたずさわっていました。
「教育・医療・福祉の三つの臨床現場」
私のこと、心理師の仕事のこと、その両方を知ってもらうためにも、
これまで関わってきた3つの分野での業務がどのようなものなのか、
簡単に紹介していきたいと思います。
教育現場
教育現場では「スクールカウンセラー」として、
中学生、高校生、その保護者を相手に相談活動を行っていました。
相談内容は多岐に渡り、昨今話題の虐待や発達障害などの相談、
不登校の生徒の支援など、様々です。
それぞれのリアルな現状を改善するために一緒に考えていくことが
スクールカウンセラーとしての仕事となります。
また、心理的支援が必要な生徒への対応に関して、
教員から意見を求められることもあります。
教育現場での一番大きい影響力を持つ教員の考えや、
仕事を間近で見る事で心理職として考えさせられることも多くありました。
医療現場
医療現場では、カウンセリングも実施されているのですが、
私は「心理検査」を主に行っていました。
心理検査とはどのようなものかというと、一番有名なのはIQを算出する知能検査ですね。
知能検査は知的障害の疑いのある人に対して行うことが多いので、
いわゆるテレビなどでみるIQテストとは少し違ったものですが、実際に成人でもちゃんとIQ測定できます。
漫才師ロザンの宇治原さんなどが加盟している「MENSA」という、IQが一定以上の人が交流するグループもありますが、
IQが高いからといって何かが変わるわけでもないです。笑
他にも心理検査には、
- 認知症の進行度を測るもの
- 脳機能障害の発見に役立つもの
- 精神状態が投影される絵などを描いてもらうもの
など様々です。
そういった検査の実施と分析を担当していました。
福祉現場
福祉現場では、「放課後等デイサービス」という施設で、発達障害を持つ子供達とレクリエーションや、
一人一人に合わせた学習を指導しています。
「放課後等デイサービス」とは、知的水準が一定に達しないなど、
様々な発達特性を持った子供たちを対象として、
普段の学校生活などでは補いきれない部分をサポートする施設のことです。
学校とは少し違って、学習の遅れだけでなく、ルールが守れない、他人とコミュニケーションが苦手など
それぞれの課題に合わせた支援計画を立てて、
楽しませながら学ばせるといったことを専門とした職員が多く勤務しています。
その中で学習や、社会的活動がうまくいくように個別でサポートする業務を行なっています。
これからの自分の目標
これらそれぞれの現場で、
様々な専門的知識を持った立派な心理師の方々に出会い、多くのことを教えていただきました。
一方で、インターネットには心理学の間違った情報がたくさんあり、その情報や、それによって作り上げられた偏見によって
悩んでいる人もいることも実感として感じました。
そこで、私もライターとして心理学の正しい情報をできるだけわかりやすく発信していく活動を行うことを決心したわけです。
その一環としてこのサイトに記事を執筆していくので、楽しみにしていてください。よろしくお願いいたします。
また、余談ですが、実は以前には臨床活動とは別で音楽活動をしており、
某メジャーレーベルに所属してバンドでドラムを叩いていました。
今はそういった音楽活動は活発にはしていませんが、
個人で「ハンドパン」という楽器を演奏しています。
このハンドパンという楽器、2001年にできたばかりでまだ地名度は低いですが、
その幻想的な音色で世界各国で密かなブームとなってきています。
ヒーリングミュージックとも相性が良い楽器なので、
また機会があれば紹介記事でも書いてみようと思っております。
そちらも興味がある方はお楽しみに!
本日はここまでとしましょう。これからどうぞよろしくお願いします。