Audiostockで音源は売れる?②|一行説明を攻略
お世話になります。
WEBライターのマエダです。
この記事は前回の 【コロナで巣ごもり】Audiostockで音源売ってみよう① の続きです。
さぁ楽曲を登録から1週間、特に何かが動いたという訳ではないですが、どうなったのかなというのをご報告していこうと思います。
- コロナで巣ごもりしてるバンドマン
- DTMは得意だけど職業コンポーザーとしてまだ踏み出せていない方
- Audiostock初心者
は是非一読を!
登録しただけではなかなか売れない
ウン万曲以上が登録・販売されているAudioStockの中で僕の曲が見つけ出されて売れるなんていうことはかなり天文学的な数字のお話だと思います。
正直簡単に売れると思っていたわけではないですが、
「AudioStock初心者のような自分では本当に売れないんだな…」
ということを冷静に確認することとなりました。
こちらは僕の楽曲販売管理画面です。
まだ審査を通過したものは5曲しかありませんが、再生マークの数字が何回試聴されたかということで、集計はとれるようです。
1週間足らずではありますが、微かにでも聞いてくれている方はいらっしゃるようで少し安心しました。
一行説明とタグが販売の80%を握るカギ
僕自身ごくまれに動画を作ったりすることもありますが、「この動画の流れ的にこんな曲が欲しいな」と考えながら「ハイテンション」とか「残念」などざっくりしたワードで検索して、状況に合った曲を探します。
この様な探し方をしているユーザーに見つけてもらい、いかに「欲しがっている人の手に届けるか」が重要なポイントです。
マーケティングの超基本でありながら、そう簡単なことでもありませんし考え始めてもキリがなくはっきりした正解はありません。
しかし、可能性としていかに確立を高めるかということは自分でコントロールが可能ですので、しっかりと準備しておくことが大切です。
「一行説明」で楽曲を判断してもらうための3要素
AudioStockでは楽曲登録時に40文字以内の「一行説明」を記入します。
検索した結果はこのように、楽曲の波形と一行説明が表示されるだけです。
ユーザーは片っ端から曲を聴いていくわけにもいきませんので、ほとんど一行説明で自分が求めているものかどうかを判断しなければなりません。
さて、そこでAudioStock歴1週間の僕が導き出した、AudioStockで曲を売るために必要な一行説明の要は以下の3点です。
- 検索に引っかかる
- わかりやすい
- 使いやすそう
AudioStockでは40文字までの一行説明を登録することができます。その中にどれだけこの3要素を満たした一行説明を入れるかが重要になってきます。
一行説明の悪い例と良い例
検索をしたときにタイトルが「BPM80のアダルトオリエンテッドロック」だったとします。
音楽をやる人にはこれらの語句がわかるかも知れませんが、大抵の人はBPMが何なのか、速いのか遅いのかなんてことはわかりません。
さらに言えばアダルトオリエンテッドロック=「AOR」が何なのかなんて長年音楽をやってる僕でもイマイチ定義はわかりません。
また、なんとなく僕が見かけた他の方が販売してる楽曲に「ダブステップ」とだけ書かれた楽曲がありました。
確かに楽曲の特徴を端的に表わしており、わかりやすさはあるかも知れません。
僕はダブステップなんて怖そうな音楽はよくわかりませんが、恐らく「ダブステップ」を探している人にしかヒットしない一行説明です。
反対に、この一行説明はいいなと思ったのが、「ハイエナジーバンドサウンド、映像OPに!」という楽曲がありました。
この一行説明では、「元気そうで、ギターやドラムの入ったバンドっぽい曲かな」ということが瞬時にわかります。
さらに「こういう用途で使うといいよ」ということが示されており、わかりやすいし使いやすい、まさにお手本の様な一行説明です。
タグの設定でイメージを共有
楽曲を登録するときに、タグを設定することができます。
このタグを設定することによって、関連性の高い検索ワードに対して表示してもらえる可能性が上がります。
一行説明以外にも短い言葉をたくさん設定しておくことによって検索にも引っかかりやすくなります。
ただし、検索に引っかかって欲しいからと言って関係の無い言葉を登録しすぎると、それもまた審査で不合格となってしまうこともあるようなので、無闇に設定しすぎないことです。
まとめ
- 検索に引っかかりやすい一行説明を説明を意識する
- 一行説明で使い道をアピールする
- タグで具体的な曲のイメージを共有する
曲が売れました!という報告ができたら一番良いのですが、それは流石にまだまだ先になりそうです。
AudioStockに曲を登録してみたけどなかなか曲が売れないという同志も、そもそも再生すらなかなかしてもらえないという方も、一度一行説明やタグを見直してみてはいかがでしょうか。
もちろんこれと言って正解があるというわけではないので、あれやこれやと色々試してみるのが良いかと思います。